Richmond Hillから眺められる『Petersham Meadows』で草を食む牛の群れ。
この何とも英国らしい穏やかな風景は、今から100年ほど前から続いています。
昨年までは代々続くオーナー一家が管理をしていたのですが
時代とともに経費も嵩むことなどの諸事情もあり
今年に入りNational Trustの管理下となりました。
そして、この5月に入ったばかりのバンクホリデー(祝日)に
訓練を受けていない飼い犬が牛を挑発したことから
いつもは穏やかな牛が犬を攻撃する『事件』が起こりました。
命に別状はない様子ですが、犬は治療のために入院することになり
飼い主さんは、Petersham Meadowsを現在管理している『National Trust』に
牛を放牧させることは危険だと抗議したのです。
2012年までは今までの100年と同じようにイースター明けから初冬まで
放牧されることには変わりがないようですが、その先については。。
今までと同じように、この風景の中に牛たちが戻ってくるのかどうかは
今夜、地元の人々へNational Trustから説明があります。。
この10年間、牛の群れをこの風景の中で見てきた私達は
やはり、これからもずっと変わらないで欲しいと願わずにはいられません。。
そんな思いをこめて今朝は『Petersham Meadows』の現況をお届けしました。