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中国東北部(中国語:中国东北 Zhōngguó dōngběi)に来ています。
ここは、中国の東北側外縁に存在する地域で、
歴史的に「満州」と呼ばれていた地域です。
すこし北京から離れ、
もうかなり寒くなった遼寧省・吉林省・黒竜江省より、朝時間をお届けします。
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ここは、北朝鮮との国境の街。
鈍行列車しか走っていないこの街は、朝鮮族の人が多く住み、街中すべてのものに「ハングル」が併記してあります。
そして、小さな川をはさんで向こう側は北朝鮮。
韓国と北朝鮮の国境のような、ものものしい雰囲気はなく、
とても静かです。
川には橋がかかっていて、
橋の半分までが中国、半分から向こうが北朝鮮です。
向こう岸で、働いている人たちが見えますが、どの人も北朝鮮国民。
今の時期は観光客は少ないですが、
この北朝鮮との国境の街は、中国人にとって人気の観光地だとか。
北朝鮮で現在流通している紙幣なども売られています。
この街はまさに「辺境」。
街を歩く人も、ハングルを喋っていたりして、
なんだか不思議な気分になります。
新疆ウイグル自治区では街中ウイグル文字。
内モンゴル自治区では、街中モンゴル文字。
ハルビンでは、ロシア文字。
そしてここでは、ハングル文字。
中国は本当に広いのだなぁと実感します。