本日、10月1日は「国慶節」と呼ばれる中国の建国記念日。
1949年のこの日、北京の天安門広場にて建国式典が行われ、今年は建国63周年になります。
そして、中国では「黄金週」と呼ばれ、秋の連休に入ります。
今年は、9月30日から10月7日の計8日間、国の定めた休日となり、
家族で集まったり、国内外へ旅行したりと、7億人とも言われる人数が大移動。
北京市内の観光地はどこへ行っても大勢の人でごった返しましす。
例年ではこの休暇中、日本へ旅行をする中国人はとても多いのですが、
今年は尖閣諸島問題の影響を受け、日本への旅行は6割以上、約10万人ものキャンセルが出ていると言います。
北京は、中国の首都であり、中国国民が一度は行ってみたい場所。
天安門広場前は、平日でも常に多くの中国人観光客で埋め尽くされていますが、
この日はいつにも増して、朝から大勢の人が集まります。
世界遺産を多く持つ北京。
そして北京は秋が最も観光に適したシーズンですので、この秋も大勢の日本人が訪れるはずだったかもしれませんが、今年は反日暴動の報道を受け、例年よりその数は少なくなっています。
来年の秋は、日本と中国、お互いの国の一番良い季節に、
それぞれの文化や風習を知り、理解できるような、今年よりももっと穏やかな季節になることを祈っています。