バッキンガムパレスでは、エリザベス女王さまが平日のご公務や儀式を行なっており
普段は中の様子を知ることができませんが、女王さまがエジンバラにある
バルモラル城で夏季休暇を過ごされる毎年7月末から9月末までの間のみ
ステートルーム(公式諸間)が一般公開されています。
今年の特別展示はエリザベス女王さまの戴冠式から60周年を記念して
女王さまが着用したドレスやダイヤモンドが散りばめられた美しいティアラ
宝飾品などが公開されています。
パレス内は撮影禁止ですので、ここではガイドブックの中から
公式晩餐会のために整えられたテーブルの画像を掲載しますね。
9月になると時間帯にもよりますが
ゆったりと鑑賞できるようになるので、毎年この時期に訪れています。
そして、何より有難いことは一度チケットを購入すると
年間パスとなるので(チケットの種類にもよるようですが)
時間を見つけては訪れ、素晴らしい内装やそこに飾られている
名画や彫刻、調度品などを心行くまで堪能しています。
特に建築家のジョン・ナッシュよるホワイトドローイングルームの
美しい天井装飾は、時を忘れて鑑賞してしまうのです。
歴史を育んだ本物の持つ力強さや女王さまが日頃のご公務や儀式を行う
パレス内では、特別なパワーを感じ取ることができるので
これまで何度も足を運んでいるのだと思います。
バッキンガムパレスの一部が一般に公開されるようになったのは1993年からですが
1992年にエリザベス女王さまが週末ご滞在されるウィンザー城内の礼拝堂で
火災が起き、多大な修繕費用が発生したことに関係しているのです。
もしもこのようなことがなければ。。。
現在も私たちは外部から中の様子を知ることは出来なかったのかも知れません。
パレスの庭園を見渡せるティールームで一休み。
可愛いと評判のペーパーカップでミルクティーとストロベリースコーンをいただきました。
この日もパワーをいただけたのと同時に清々しい気持ちになりました。
そして、庭園に出て池を見ながら歩き始めると
ヴィクトリアの街の喧騒が聞こえてきて
パレスが、ロンドンの中心に建てられていることを思い出させてくれるのです。