コッツウォルズとは、古英語で『羊小屋のある丘』と言う意味。
オックスフォードを抜けた辺りから広がり始める丘陵地帯は
イギリスを代表する風景そのもの。
この地方の家々は石灰岩でできており、その土地で採れる石の違いで
家並みも少しずつ変わります。 石組や屋根の葺き方も独特ですが
どの村にも共通するのは『温か味が感じられる家並み』ということでしょうか。
春から夏の間は壁一面にバラが咲き乱れ、秋には真っ赤なアイビーで包まれ
冬は煙突からの煙を見るだけでホッとさせられ、そこに住む人の温もりが
感じられるような気がします。
今年は春先に温かく、7月は少し肌寒かったことから
例年より少し早くりんごの収穫が始まっています。
たわわに実るりんごの木は、極々普通のお宅の庭先でも見られる風景ですが
市場に出回るりんごよりは酸味が強いので、主に煮込み料理などに使われています。
コッツウォルズの可愛いらしい街並みに溶け込んだティールームで週末の朝時間。
美味しいお紅茶と焼き立てのスコーンで、いつもより、ちょっぴり幸せなひと時。