北京に、現存する世界一古い天文台(1442年)があります。
ここは明、清の時代の皇帝の天文台として使われたもの。
観光ガイドブックにもほとんど載らず、北京の中心地にありながらもひっそりと建っています。
天文台は 15 m の高さのレンガの台の上にあり、これは昔の明の時代に北京を取り囲んでいた 都市の壁の現存する部分だそうです。
青空の下、階段を上っていきます。
すると、不思議な幾何学模様が。
これらは青銅製の天文装置の数々。
たとえば右の射手座のような器具は、1673年製のもので、2 つの星の角度を測定するものだそう。
観測器は、中国的な彫刻が細かに施されています。
レトロで美しい観測器を使って宇宙の神秘を解き明かそうとした人達のことを想像しながら、北京の静かな秋を見上げます。
幾何学模様が美しい、不思議なスポット。