中国の野菜ー。
農薬が大量にふりかけられているイメージ。
ではないでしょうか?
路上や地元の八百屋さんで、とても安い値段で美味しそうな野菜が並んでいるものの、その野菜が果たしてどのくらい安全なものか、よく分かりません。
とはいえ、中国の方々も「食の安全性」についてはとても興味のあること。
北京の中心部のスーパーでは、無農薬をうたう野菜が比較的多く売られています。
もちろん値段は無農薬をうたっていない野菜より、数倍の値がつけられているので、中国でも富裕層の人たちがこれらの野菜を購入しています。
しかし、日本では確実に記載されている「産地」も、記載されていないことが多く、中国で暮らす外国人は野菜選びにはとてもナーバスになっていて、買って来た野菜を酢で丁寧に洗ったり、しばらく水に漬けておいたりと、かなり気を遣いながら調理をします。
そんな北京に、日本式の農法で無農薬野菜を栽培している農園があります。
多くの在中国日本人がより安全に野菜を食べることができるようにと、この農園より無農薬野菜を買っています。
そして、我が家も。
週に1度、無農薬で美味しい新鮮な野菜を宅配してくれます。
季節によって、届く野菜の種類もさまざま。
また、日本ではあまり見かけない種類の野菜なども届くため、その野菜とにらめっこしながら、どのように料理しようか考えるのも楽しい時間です。
これまで、スーパーなどで無農薬をうたっている野菜を買ったりもしましたが、どこまで安全性が保証されているのか疑心暗鬼になり、浄水に野菜を漬けておいたり、一度湯がいてから調理したりと、かなりの手間がかかっていたので、農園直送のおいしくて安全な野菜は、こちらで暮らす日本人にとっては大変助かります。
また、お肉なども日系のお肉屋さんが宅配サービスを行っているため、多くの日本人はお肉まで宅配してもらっています。
ローカルな野菜売り場でも、とても美味しそうな野菜が並んでいるのは事実で、値段もかなり安いです。
地元の人が買うこういう野菜屋さんは、回転がとても早いため、スーパーよりよほど新鮮な野菜が売っている。そして農薬も大して問題はない。と言う人も多いです。
中国にいながら、どうやって食の安全を確保するか。
それぞれの家庭で、それぞれの方法で、安全を確保するしかありません。
おいしい朝を迎えましょう。