おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
物価がじわじわ上がっているなか、「少しでも毎月の支出を抑えたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで注目したいのが金券ショップ。駅前や商店街にある昔ながらの存在ですが、使い方次第では家計の強い味方になります。
単に「金券を安く買う場所」ではなく、日々の支払い方法を工夫する場所と考えると、活用の幅が広がります。
今回は、知っておきたい金券ショップの活用法5つをお伝えします。
【1】日常の支払いを実質割引にする

金券ショップの基本的な活用法は、商品券やギフトカードを額面より安く購入することです。
例えば、
・全国百貨店共通商品券
・クレジットカード会社系のギフトカード
・スーパーや流通グループの商品券
・図書カード
などが、額面より1〜数%程度安く販売されていることがあります。
販売価格は店舗や時期、在庫状況によって変わりますが、普段よく利用するお店で使える金券を額面より安く購入しておけば、その金券で支払うことで実質的に支出を抑えられます。
例えば、毎月3万円分の食料品や日用品を、額面より1%安く購入した金券で支払えるとすると、1か月で300円、1年間では3,600円の節約になります。
1回あたりの金額は小さくても、日常的な買い物だからこそ積み重ねると差が生まれます。
【2】旅行や外食に活用する

旅行や外食が好きな人も、金券ショップをチェックしてみるとよいでしょう。
例えば、
・新幹線の格安チケット
・鉄道会社の株主優待割引券
・ホテルや旅館の宿泊券
・レストランや外食チェーンの食事券
定価より5〜10%安く手に入ることがあり、外食ではファミレスやカフェの株主優待券が出回る時期は狙い目です。
普段よく利用するお店のものがないかチェックしてみるのもおすすめです。
【3】期限が近い掘り出し物を狙う
金券ショップでは、有効期限が近いチケットや優待券が通常より安く販売されることがあります。
映画鑑賞券やテーマパークの入場券、レジャー施設の利用券、株主優待券など、「今週末に使う予定がある」「来月までに必ず使う」など、使うタイミングが決まっている場合には、お得に購入できることがあります。
ただし、チケットによっては譲渡や転売が禁止されていたり、本人確認が必要だったりするものもあります。購入前に、発行元の公式サイトなどで利用条件を確認しておくと安心です。
【4】使わない金券は買取サービスを活用する
家に眠っている商品券や使う予定のないギフトカードは、金券ショップで買い取ってもらえる場合があります。買取率は80〜98%が一般的かと思います。
例えば、
・もらったけれど使う予定のない商品券
・余っているギフトカード
・使い切れそうにない食事券や優待券
などです。
使わないまま放置するのが一番もったいないので、定期的に持っている金券をチェックしておくとよいでしょう。
【5】使いすぎを防ぐ予算管理に使う
金券を、予算管理のツールとして使う方法もあります。
例えば、「今月の外食は1万円まで」と決めたら、あらかじめ外食チェーンの商品券やジェフグルメカードなど、普段利用するお店で使える金券を予算分だけ用意しておきます。
その金券がなくなったら「今月の外食予算を使い切った」と考える仕組みです。
使える金額を目に見える形で決めておけるので、クレジットカードのように使いすぎる心配がなく、家計管理が苦手な人ほど効果を実感しやすい方法です。
金券ショップを利用するときの注意点
金券ショップは便利ですが、購入前に確認しておきたいこともあります。
・有効期限を確認する
株主優待券などは有効期限が設定されています。半年など短い場合もあります。安く買えても、期限までに使えなければ節約にはなりません。
・使える店舗を事前にチェックする
割引率が高くても、自分が利用する店舗で使えなければ意味がありません。対象店舗や対象商品を確認しておきましょう。
・必要な分だけ計画的に買う
金券は返品や交換に対応していない店舗も多く、使わなかった場合に再び売却すると、購入したときより低い金額になることがあります。損することにならないよう計画的に購入しましょう。
・非正規の転売サイトなどには注意する
フリマサイトやオークションサイトなどで購入したチケットの中には、偽物やすでに使用されているものなどが紛れている可能性もあります。
購入する際は、古物商の許可を受けている金券ショップなど、運営者が明確なお店を選ぶのが安心です。
まとめ
金券ショップは、派手な節約術ではありませんが、毎日の支払いを少しずつ軽くしてくれるプチやりくりです。
普段の買い物を少し安くしたり、旅行や外食費を抑えたり、使わない商品券を現金化したりと、上手に使えば家計の負担を少しずつ軽くすることができます。
旅行や外食をお得に楽しみ、家計まで助けてくれる「生活の底力を上げる仕組み」として活用してみては?


