朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『ムーミン谷の十一月 [新版]』。
以前、カフェボンボンでご紹介したムーミンの物語の文庫新版が発売になっています。小説ムーミン誕生80周年を記念した新版です。この機会にあらためて記事をお届けいたします。本書はムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンが描いたムーミンの物語シリーズの一冊です。今の季節にぴったりの物語をぜひ。
![『ムーミン谷の十一月[新版]』](https://m.media-amazon.com/images/I/71zFoqslqeL._SL1416_.jpg)
『ムーミン谷の十一月[新版]』
著者：トーベ・ヤンソン／訳：鈴木徹郎
出版社：講談社
11月のムーミン谷はみんなが冬支度をする時期。もうすぐあたり一面、雪におおわれてしまいます。そんなある日のこと、スナフキン、フィリフヨンカ、ホムサたち５人が、それぞれに思うところがあって、ムーミン家を訪ねてきます。けれど家の中はからっぽでした。冬ごもりの前、一家は旅に出ていたのです。
本書はムーミンシリーズの最終巻にあたります。深い静けさと温もりに包まれる物語です。そしてまた「ムーミン」の物語では、北欧の美しい自然に彩られた朝が幻想的に描かれているのがとても印象的です。
冬へと向かうムーミン谷の「朝時間」は、スナフキンの旅立ちの朝。夜明けの光が射し始める頃、スナフキンは海辺へ出かけます。自分の５つの音色をつかまえるために……。
秋は寒々としてさみしいどころか、冬ごもりの準備をする楽しいとき。そして、自分自身の大切なものを見つめるときでもあると気づかせてくれる一冊です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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