おはようございます。フードスタイリストの河合真由子です。

京都で楽しむ朝ごはん。今回は、京都で本格的な中華粥をいただけるお店をご紹介します。

老舗の和食店が開いた「中華粥」のお店

京都には、多くの美味しいお粥屋さんがあります。有名などころで言えば、瓢亭（ひょうてい）の朝粥。

こちらはお粥に吉野葛でつくった出汁餡をかけていただくお粥で、ちりめん山椒などのごはんのお供とともにいただく和のお粥がいただけます。

また、京都にはたくさんの中華料理店もあります（京都といえば中華ともいわれるほど！）そんな中華料理店にもお粥を提供するお店がたくさんあり、人気を博しています。

そんな数多くあるお粥の店の中でも、今注目なのが、富小路粥店です。

こちらは、京都ならではのおばんざいと器とを愉しめる和食店「御料理めなみ」が手掛ける、昨年1月にオープンしたお店。

場所は、四条の駅から少し東南に入った富小路通りにあります。（富小路通りは、南北に伸びる細い道ですが、個性的な個店が並ぶ通りであり、錦市場にも通じています）

お店の外観は、個性的な緑のタイル張りで、少し奥まった入り口横に、お店の名前の看板が縦書きに配置されており、昔ながらの家屋が並ぶ界隈の中でも目を引くものとなっています。

一歩中に足を踏み入れると、カウンター席ごしに見える、白い帽子をかぶったシェフ達が黙々と働く姿が目に入り、反対側には、小さな机とスツールが並ぶ席が1つだけあります。

（席は2F席もあり、そちらは広く座ることができます）

まるで、中国か台湾に来たような印象にさせてくれる可愛らしい店内です。

本格中華粥とトッピングを楽しむ、朝のひととき

（一番人気の「中華とり粥」）

そんな富小路粥店で今回いただいたのは、丁寧にとられた鶏ガラスープとお米から炊いたお粥をあわせた中華とり粥。お店の中でも一番人気のメニューです。

お粥だけでなくおばんざいも頼むことができ、今回は大根もちをいただきました。

お粥は、鶏ガラスープで丁寧に炊かれた本格的なもの。これに、煮玉子、揚げたれんこん、揚げパン、九条ねぎがのっています。

（個人的にはこのニラの醤油漬けがとても好みでした）

またトッピングとして、あさり、桜えび、ニラの醤油漬けがついてきます。これをお粥に適宜添えていただきます。

お粥ときくと、味が淡白になりがちですが、トッピングをうまく添えて、食べ飽きない工夫がされていて、とてもよいなと思いました。

お粥に添えられている煮玉子はスパイシーな中国のコンビニなどの店先で売ってるあの味で、懐かしい気持ちにさせてくれるものでした。（私はかつて6年ほど中国にいたため）

メニューは他にも、鶏ガラスープでお米を炊いたところにさらに鶏ガラスープをあわせた濃厚な中華とり粥”極”や、五穀米の和粥、季節のお粥として春キャベツと豆乳のお粥などがあります。

おばんざいでは、豚の角煮、ダンピンなどの中華なおかずの他に、砂肝煮、ハムカツ、だし巻きなどのおばんざいもあるので、その日の気分にあわせて好きなものを組み合わせて食べられますね。

（おばんざいは１品150円〜330円とリーズナブルです！）

ちなみに、大根もちは、もちっとした食感がやみつきになるお味。ただ、表面の焼きがもうちょっと欲しいというのが個人的な感想です。

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いかがでしたか？

実はおいしいお粥が食べられるお店も多い京都。老舗のお店もありますが、今回は、台湾や中国のお店を彷彿させるような中華粥店をご紹介しました。

丁寧にとられた鶏ガラスープとあわせた中華粥は、トッピングもたくさんあり、食べ飽きない工夫もされています。またおばんざいは、定番の大根餅などの中華のおかずとともに、だし巻きやハムカツなどのおばんざいも選べるのが特徴。

京都の朝の新しいたのしみ方を、ぜひ！おいしい中華粥とともに過ごしてみてはいかがでしょうか。

お店情報

富小路粥店

住所：京都市下京区徳正寺町41-2

営業時間：7:00〜16:00

定休日：水曜日

お店のInstagram：https://www.instagram.com/tominokouji_kayuten/

フードスタイリスト　河合 真由子

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