朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『マイパブリックとグランドレベル』。
まちづくりに参加する楽しさを味わえる一冊です。建築コミュニケーターとして活躍する著者が、マイパブリックとグランドレベルという言葉をキーワードに、「まち」をもっと元気に楽しい場所にするための斬新なアイデアを提案します。
『マイパブリックとグランドレベル 今日からはじめるまちづくり』
著者：田中元子
出版社：晶文社
ある日、まちに出て道行く人にコーヒーをふるまったことがきっかけとなり、著者の田中元子さんは「マイパブリック」の虜になった。マイパブリックとは自分で作る公共のこと。著者が考えた造語なのだそうです。
マイパブリックのお供は自分専用の小さな屋台。公園やオフィス街でパーソナル屋台を出しフリーコーヒーをふるまうと、通りがかりの人が近づいてくる。屋台のまわりでコーヒーを飲んだりおしゃべりする光景を見て、興味をもった人がまた寄ってくる。そこに次々とコミュニケーションが生まれていきます。
本書には、パーソナル屋台からはじまったまちづくりの心踊る体験記がつづられています。まちづくりに参加するためのさまざま試みやアイデアとともに、面白くて素敵なマイパブリックがいろいろ紹介されています。
さらに、まちを元気にするために著者が提案するのは、パブリックとプライベートの交差点であるまちの「グランドレベル」を豊かに充実させること。建物の一階をまちにひらかれた楽しい場所にすることが、まちを元気にすることにつながっていくのですね。「もしも一階が駄菓子屋だったら」こんなアイデアを読むだけでワクワクしてきます。まちを見る目が変わります！
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ～ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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