朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『シャネル ――その言葉と仕事の秘密』。
世界的なファッション・デザイナー、ココ・シャネルについての本。働く女性の先駆者、モードの革命家としての人生と仕事を読み解く一冊です。
『シャネル ―― その言葉と仕事の秘密』
著者：山田登世子
出版社：筑摩書房
「わたしはロビンソン・クルーソーのように必要にかられてモードをつくりだした」シャネルが放ったこのひと言に、数々の常識を覆し時代を先取りした人の心意気を感じます。
本書では、シャネルが語った強烈でアクが強い言葉の数々を通して、起業家としてのシャネルに焦点を当て、その成功の秘密に迫ります。「自分の好きなものをつくる」より「自分が嫌なものを流行遅れにする」するためにモードの革命家になったシャネルは、特権階級のファッションを否定し、やがて女性の身体を解放するスタイルをつくりあげていきます。彼女が創造したのは、機能的かつエレガントなファッション。働く女性が働く女性のためのモードをつくったのでした。
ブランド・ビジネスを世界的に成功させ、伝説の存在となったシャネル。自分自身の着たい服、ライフスタイルが時代のモードそのもの。恋人のワードローブから多くのインスピレーションを得ていたというのも面白い。モードの革命家・シャネルの生き方の本質に迫る一冊をどうぞ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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