結果発表!

2016年に10周年を迎えた朝時間.jpでは、「朝の時間を豊かにすることに貢献されたヒト・モノ・コトを、表彰する「グッドモーニングアワード」を創設いたしました。

第1回目となる今回は、「トレンド・ライフスタイル部門」、「施設・イベント部門」、「商品・サービス部門」の3部門、計21のノミネートテーマを朝時間.jp編集部が選考し、 朝型市場や女性トレンドに詳しいスペシャリストの外部審査員4名と、朝美人アンバサダーのみなさんに審査に参加いただきました。

各部門の部門賞2つと、部門大賞1つ、全部門を通した「総合大賞」を発表いたします!

総合大賞

大賞 フルグラ(カルビー株式会社)

選考理由

ご飯、パンに次ぐ「第3の主食」と言われているグラノーラ。食物繊維が豊富で塩分が少なく、牛乳やヨーグルトとあわせて食べやすいため、ヘルシー志向の女性層にフィットし、ここ数年で「朝食の定番」の座を獲得しています。朝時間.jpが2014年春に実施した「朝食」に関するユーザー調査(N=607)でも、「グラノーラ」が”ここ2~3年で食べるようなった朝ごはん”第2位に。2015年も、手作りグラノーラのレシピはもちろん、市販のグラノーラで手軽に食べる朝ごはんが一般化。なかでも、カルビー社の「フルグラ」は、グラノーラといえばの代表商品に。

受賞コメント カルビー株式会社 藤原かおりさま

この度は栄えある賞にご選考いただき、大変ありがとうございます。 フルグラは1991年の発売から、泣かず飛ばずの時代が長く続いていましたが、 その中で「朝食」という文化に目をつけ、朝食という文化が日本に浸透する流れにうまく乗れたことがヒットのきっかけになりました。 今後も多くの方々に、朝食という文化を発信していきたいです。

審査員のコメント 牛窪恵さま(世代・トレンド評論家、マーケティングライター)

高級グラノーラがここ数年、百貨店のテナントや催事でも人気を呼ぶ一方で、毎朝手軽に、しかもアレンジを加えながら食べられる身近な商品として貢献したのが、カルビー社の「フルグラ」だろう。取材では、シニア層にも人気だった。

トレンド・ライフスタイル部門

部門大賞 作りおき(株式会社 主婦の友社)

選考理由

ここ数年、忙しい女性たちの間で、「作りおき」レシピが大人気に。なかでも、2015年は、「作りおき×ダイエット」「作りおき×スイーツ」など、より細分化された作りおきジャンルの書籍が次々と出版されました。「朝食」も細分化されたジャンルのひとつであり、朝時間.jpにおいても、作りおきをテーマにした朝食連載が大ヒットしています。

受賞コメント 株式会社主婦の友社 中野桜子さま

この度はこんな素敵な賞をいただきありがとうございます。いまや大きなトレンドになった「作りおき」をいち早く提案した本として、「作りおきサラダ」を表彰いただけることを大変嬉しく思っております。「作りおきサラダ」というのは、時間があるときにたっぷり作って時間が味を美味しくしてくれるマリネのようなサラダのこと。 昔ながらの作りおきおかずや常備菜×サラダということで、新しい言葉として現代の人のライフスタイルを豊かにするお手伝いができたことを嬉しく思います。忙しいからと言って、朝を抜いたりするのではなく、忙しいからこそ、体や心を癒してくれる手作りのおかずを作ってみようと思う人が少しでも増えてくれれば嬉しいです。

審査員のコメント 常陸佐矢佳さま(日経ウーマンオンライン 編集長)

野菜たっぷりの食事が効率良く用意できる「作りおき」は、専業主婦だけではなく、シングル女性、ワーキングマザーといった仕事を持つ女性たちへの支持の広がりを感じた。「料理×時間」の切り口で、長く仕事を続けるためには健康が必須と考え、時間に制約がある中でも食生活を大事に考える層の注目を集めることに成功した。

受賞 ワンプレート朝食(山崎佳さん)

選考理由

2015年は、Instagramの盛り上がりにより、Instagram上で朝食シーンを投稿するブームが生まれました。朝の光が写真映えし、昼食・夕食に比べてよりフォトジェニックな写真が撮れることから、「#朝ごはん」には、100万件以上の投稿(#昼ごはんの10倍以上)が集合。なかでも「ワンプレート朝食」は、カリスマインスタグラマーによる書籍化など大きなブームに。朝時間.jpでも鉄板の人気テーマとなりました。

受賞 サードウェーブコーヒー(ブルーボトルコーヒージャパン合同会社)

選考理由

朝に飲む永遠の定番ドリンク、「コーヒー」においては、2015年は「サードウェーブコーヒー」が躍進しました。サードウェーブコーヒーとは、米国のスターバックスに代表されるシアトル系コーヒーブーム(第2のムーブメント)につづく第3のコーヒームーブメント。代表格「ブルーボトルコーヒー」をはじめ、COUTUME/クチューム(青山)、Paul Bassett/ポールバセット(新宿)などが続々登場。「ブルーボトルコーヒー」1号店オープンにあたっては、オープン地の清澄白河での朝散歩提案とあわせて、朝活女子が注目しました。

  • コールドプレスジュース(株式会社サンシャインジュース)
  • デトックスウォーター(木下あおいさん)
  • 沼サン(大沼由樹さん)
  • 瞑想(宗教法人曹洞宗)

施設・イベント部門

部門大賞 グッドモーニングカフェ(株式会社バルニバービ)

選考理由

100万部を突破したコミック「いつかティファニーで朝食を」の記念すべき第1巻・第1話に登場する「グッドモーニングカフェ」は、2010年にオープンした、名前の通り心地よい朝を過ごしたいソト朝ごはん女子たちに愛される人気店。現在は都内に8店舗を展開しています。2015年には、惜しまれて閉店した千駄ヶ谷のグッドモーニングカフェの1号店がスポーツ文化の象徴である東京体育館内で再オープンし、朝時間.jpユーザーからも喜びの声が聞かれました。

受賞コメント 株式会社バルニバービ 馬場悟さま

モーニングを営む数多くの飲食店から選んでいただきましてありがとうございます。これからも朝を快適に過ごせる、おいしいお料理・健康な食事にこだわった空間づくりを心がけていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。誠にありがとうございました。

審査員のコメント 池田千恵さま(株式会社朝6時 代表取締役社長)

今では朝7時よりオープンしているカフェはいくつかあるが、当時グッドモーニングカフェができたときは、まさに「待っていました!」という気分だった。「朝活」が今ほど話題になる前より、日本の「ソトアサ」を切り拓いてきた存在だと思う。

受賞 bills(株式会社サニーサイドアップ)

選考理由

オーストラリアのレストラン経営者である、ビル・グレンジャーがプロデュースするカジュアルダイニングレストラン。オーストラリアにも同名の店舗がある。「世界一の朝食」として知られる、リコッタチーズのパンケーキやスクランブルエッグが看板メニュー。2008年に鎌倉・七里ケ浜に第1号店をオープン後、横浜・お台場・表参道と出店を拡大。ソト朝ごはんブームの火付け役として名高い店舗で、朝時間.jp上で秘伝のレシピを紹介する記事は、過去最大級のアクセス数をマークしています。2015年、話題の二子玉川店を新オープンしたことから、今回のノミネート対象に。

受賞 WORLD BREAKFAST ALLDAY(有限会社日光デザイン)

選考理由

「朝ごはんを通して世界を知る」をコンセプトに、世界各地の朝ごはんを、歴史や、文化、栄養と共に教えてくれるカフェ。2013年5月のオープン後、月変わりで一国をテーマにし、その国の本格的な朝食を提供するというユニークなスタイルで話題になり、多数メディアにも掲載されました。2014年9月には、書籍「WORLD BREAKFAST ALLDAYの世界の朝ごはん」(スペースシャワーネットワーク刊)を出版。朝時間.jpでも「世界の朝食」は鉄板の人気コンテンツであり、実際にその世界の朝食を楽しむことができる同店を今回のノミネート候補に選考しています。

  • ヒルズブレックファスト(六本木ヒルズ)
  • サラベス東京店(サラベス東京店)
  • 早朝フェス(早朝フェス実行委員会)
  • 幸せのパンケーキ(株式会社エーステクノロジー)

商品・サービス部門

部門大賞 バルミューダ ザ・トースター(バルミューダ株式会社)

選考理由

“自然界の風”を作り出す扇風機で一世を風靡したバルミューダ社から、2015年6月に登場したパン焼き専門のトースター「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」。数千円台が相場のトースター市場において、2万円代という実売価格(2015年当時)も大きな話題に。同社独自の「スチームテクノロジー」とコンピューターによる「完璧な温度制御」による自動トースト機能で、最高のパンをパンの種類ごとに焼き上げて楽しむためのトースターとしての完成度が話題になり大ヒットしています。朝時間.jpにおいても「朝のトーストアレンジレシピ」は定番の人気コンテンツとなっており、そのトーストシーンを豊かにした家電としてノミネート。

受賞コメント バルミューダ株式会社 阿部洋様

2003年に設立したバルミューダから昨年初めて発売したキッチン家電がこのような賞をいただけて光栄です。 「物」ではなく、「体験」にフォーカスして製品開発・コミュニケーションしてきたことが、皆様の心に届いてきているのではないかと思います。この度は誠にありがとうございました。

審査員のコメント 山本寛明さま(丸の内朝大学企画委員会事務局・次長)

普通のパンが、これだけ美味しくなるトースターなんてなかなかないのではないでしょうか。操作の簡易性もさることながら、無駄のないデザインも秀逸。

受賞 スキレット(株式会社エイアンドエフ)

選考理由

スキレットとは、厚手でがっしりとした鉄製のミニフライパンのこと。朝食やお弁当作り等のちょこっと焼き物や、作ってそのまま食卓に置ける「オシャレさ」から、2015年にトレンドとなったキッチンツールです。料理ブログのポータルサイト「レシピブログ」の2015年 年間「トレンド料理上昇ワード」上位ランキング第5位を獲得。食卓をファッショナブルに演出することからInstagramを中心に火がつき、「#スキレット」は59000件超え。「#ニトスキ」(ニトリで販売されているスキレットの略称名)など、特定メーカーのハッシュタグも話題になりました。朝時間.jpでも、スキレットを活用した朝食レシピ連載が高いアクセス数を常にマークしています。

受賞 ニュースキュレーションアプリ(スマートニュース株式会社)

選考理由

スマートフォンアプリで手軽にニュースが読めるようになったことから、ここ数年で、「Yahoo!ニュース」をはじめ、「グノシー」「antenna」「スマートニュース」などのニュースアプリが躍進。時間のない朝、起き抜けや通勤時間中に手軽に情報を得たいユーザーの支持を得ています。なかでも、「スマートニュース」は、朝時間.jpの流入元ニュースアプリの第1位で、ユーザー親和性が高いアプリとしてノミネートしています。

  • サボリーノ 目ざまシート(スタイリングライフ・ホールディングス BCL カンパニー)
  • ゆめちから入り塩バターパン(敷島製パン株式会社)
  • いつかティファニーで朝食を(マキヒロチさん)
  • 一日がしあわせになる朝ごはん(小田真規子さん)
  • 機能性ヨーグルト(江崎グリコ株式会社)

審査員

常陸 佐矢佳日経ウーマンオンライン編集長/NIKKEI STYLE(WOMAN SMART)編集長

群馬県生まれ、愛知県育ち。津田塾大学卒業後、毎日新聞社入社。2005年より日経ホーム出版(現日経BP社)に移り、日経ウーマン、日経ウーマンオンライン編集部。2016年から現職。

山本 寛明丸の内朝大学企画委員会事務局・次長。

1982年9月10日生まれ。中央大学文学部卒業後、元プロ野球選手のマネージメントや野球関連のイベントを行う団体で勤務。その後、1年間の留学・海外経験を経て、大人の学びの創造という分野に興味を抱き、丸の内朝大学の企画・運営に従事。薬膳クラスや動物園クラスなど、健康や食、エンターテイメントまで幅広いコンテンツの企画・運営を行っている。

牛窪 恵世代・トレンド評論家。マーケティングライター。インフィニティ代表取締役。

1968年東京生まれ。日大芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集及びPR担当の経験を経て、フリーライターとして独立。2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。現在、『日本経済新聞』『日経ビジネス』『AERA』ほかに連載、または定期寄稿中。得意分野は、トレンド、マーケティング、世代論、小売流通、ホテル、旅行関連。

池田 千恵「株式会社 朝6時」代表取締役

経営戦略としての朝活用を支援する「株式会社 朝6時」代表取締役。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理、手帳術に関する著書多数。